活動報告

地方議会・議員による議員提案条例を考える

8月21日、県議会で、超党派「ローカル・マニュフェスト推進地方議員連盟」による勉強会が開かれ、私も参加し司会を務めさせていただきました。
会には県内はじめ全国から90名を越す地方議員が集まりました。

地方議会から日本を変える

基調講演に立った北川教授(早大大学院)は、元三重県知事でマニュフェスト選挙の提唱者
北川教授は「地方議員の不祥事が続き、地方議会・議員への不信がますます強まる中で、来春の統一地方選挙も踏まえ、従来の[お願い型・利益誘導型]をやめ、しっかりした政策そのものを示して実現を約束する活動に変えて行かなければならない」と強調されました。

議員提案で条例制定を行うことは、近年にようやく始まった議会の活動と言えると思います。
これまで議会が担ってきた「行政をチェックする」役割に加えて、地方自治体にとって法律である「条例」を、住民の代表である議員が自ら提案し制定するという大変意義深い議会の役割です。

横浜自民党では、平成23年の統一地方選挙でマニフェストとしてみなさまとお約束した8つの条例制定を進めています。
私も「がん撲滅対策推進基本条例」の制定に事務局長として関わり、座長の黒川勝議員(金沢区選出)のアシストをしながら、がんに関わる施策を調べたり、医療関係者、患者団体などの方々とのヒアリングを重ねてきました。
そのプロセスを実体験することは、新人議員である私にとって手法を学ぶ大きな経験でもありました。

北川教授の基調講演を受け、市・県内で成立した議員提案条例などの事例を、当事者として身近な先輩議員が発表しあい、活発な意見交換が行われました。
当日の様子はローカル・マニュフェスト推進地方議員連盟のページでもご覧いただけます。

勉強会を経て、加えて強く思うことは、条例制定は決してゴールや目的ではなくて、この条例をつかって何を行うかが大切であるということです。
市民のためになる施策を確実に行い、一人一人が日々の幸せを実感できる政策の実現を目指して議員も議会も汗を流すことは、議会改革が進んでも変わりのないことと思います。

司会担当しました

2014年8月25日
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