活動報告

6月11日 さかえ横浜会議|Zoom初開催で見えたことは? ~コロナとの生き方 日々の暮らし~

毎月11日開催「さかえ横浜会議」は、6月11日初の試みとなるオンライン開催をいたしました。
講義や商談、そして飲み会にまで活用されるZoomを使った開催のメリットは大きく、栄区の実情把握とこれから向かうべき方向性が見えてきました。

さかえ横浜会議Zoom開催記念写真

新型コロナウィルスの影響で休止をしていた「さかえ横浜会議」を再開しました。

注目すべき点は、Zoomを使ってオンラインで開催したことです。
日ごろオンラインを暮らしに取り入れている方から初挑戦という方までが一同に会した場からは、さまざまな声が出ていました。

オンラインに初めて挑戦した
今、栄区にいなくても参加できるなんて
メリハリがあり、とても有意義な時間だった
こんなに多種多用な方たちの意見を聞ける場はない
これからの暮らしに、オンラインを取り入れていけると実感した

オンライン会議からは、さまざまな課題可能性、そして今後向かうべき方向が見えてきました。会議再開の喜びとともに、活気に満ちた90分についてレポートします。

今回のテーマは「コロナとの生き方 日々の暮らし」です。
前半は、栄区薬剤師会 副会長 星野高志 先生によるレクチャーを視聴。
後半は、参加者皆さんの立ち位置、活動拠点から見たコロナ禍の暮らしについて、現状共有しました。

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コロナウィルスとその対策について
栄区薬剤師会副会長 星野高志 先生

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コロナウィルスとはどんなもので、日常生活の中で継続してやるべきことは?何が有効なの? さまざまな報道が飛び交うなかで、誰の話に耳を傾けるべきか迷う瞬間があります。
薬剤師である星野先生のレクチャーから、私たちはそういった不安を解消し、これからの暮らしで重要視すべき事項を再認識しました。

<トピック>

  • リスクが高い人:高齢者、糖尿病や心疾患、COPDの基礎疾患を持つ人、喫煙者、過度の肥満
  • 有効な対策:手洗いは出勤時、トイレに行ったとき、帰宅時。確実なのは入浴、うがい、洗顔
  • 消毒:エタノールなら50%以上、台所洗剤を100~200倍希釈した界面活性剤が有効
  • マスク:日常的には布マスクで十分、目的は飛沫を減らすこと、感染源のコントロール
  • 手袋:消毒による手荒れ予防以外には効果はないと思われる
  • ソーシャルディスタンス:基本2m以上の間隔、普通に話し手飛沫が届かない距離。大声で話す等はもっと距離をとる
  • 栄区は?:人口 12万人/感染確認者 5名
  • 日本の対策はかなり成功している(国民のまじめな気質、クラスター追及の徹底など)
  • 熱中症に注意:高温多湿下でのマスク着用には注意を
  • 屋外で十分な距離はマスクをはずす(2m以上)

コロナウィルスとその対策について

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現状共有:参加者個々の立ち位置で
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◎前・神奈川県開成町長 露木順一 氏
いまの学生たちは、顔を出しての主張はなかなかしない。オンラインチャットで質問はかなり出る点から、若い世代には定着していると実感。
日本の国民性 自粛であるにも関わらず、従順に聞いて対処する点はすばらしい。長期化による経済へのダメージを懸念。ピンチをチャンスに変えていけるのか、正念場にきている。

◎デイサービスの現場から
高齢者の情報源はテレビと新聞であり、報道からよくない影響を受けた。新型コロナウィルスの影響が怖いから一歩も出歩かないという方が非常に多く、体を動かす機会が減ったことで健康維持に支障が出ている。稼働率は3月以前から15%ダウンし、経営的にもシビア。

◎障害者施設から
緊急事態宣言下は、通常の運営。利用者は不安や家族の反対からお休みが多かった。閉所も考えたが、利用者は施設があいている安心感を持ってくれることから続行。少しでも顔を合わせて話ができる点で、開所したことはよかった。
1日の利用人数から補助金が出るスタイルでは、収益の大幅減少により、事態は深刻。

◎地域コミュニティ施設から
6月から再開。中高生、大学生の利用が多いが、みなコロナへの認識はしっかりもっている。
施設内では検温から消毒までの動作はスムーズ。

◎飲食の現場から(テイクアウト)
2週間休業し、GW明けから再開。調理に関する消毒、検温の徹底管理をしている。
スタッフの感染リスクを避ける点から、個人宅への配達を控えた。店内飲食の提供はしない。

◎外国人への日本語レッスン
対面でのレッスン実施は3月末から不可能になっていたが、今日を機に、Zoomを使った教育に切り替えていこうと思った。コロナを次のステージに活かしていく。

◎リモートワークの現場から
元々リモートで働いてきたので支障はなし。今はリモートワークのサポートにまわることが社会的使命と感じている。これからの暮らしには、オンラインコミュニケーションがより強く求められるだろう。

◎こしいしかつ子後援会の方から
本日、初めてZoomミーティングに参加した。
コロナと暮らしている感はないが、畑など、日常は変わらない。外出時、帰宅時のマスクや消毒対応が習慣化した。こういう形で会議に参加したのは新鮮。もっとこういう機会に接して、ポジティブに充実した生活を送りたい。

◎教育の現場から(大学)
大学では、Zoomで授業を実施している。学生の表情が見えない点はやりづらいと感じるが、
移動が激減した分、考える時間が増え、アイデアが出るといういい点もあった。海外とやりとりできる点は、オンラインの強み。

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オンラインの特長は、どこにいても参加ができることです。参加者それぞれの現場から移動なしで集まれる環境は、会場実施のさかえ横浜会議とはまたひと味違った、多種多様な方々での開催を実現しました。

今後の社会のありかた、栄区の発展には、シンクタンク+リビングラボを掲げる「さかえ横浜会議」の、さまざまな分野に携わる方、エキスパートの参加が必要不可欠と感じました。
この場から、新しいことを生みだせる。あるべきものを補える方がジョインするこの会議から、無限の可能性を感じた1日となりました。発信は「さかえ横浜会議」から!

<継続して開催予定です>
[7月度]2020年7月11日 ←Zoomオンラインにて開催(終了)
[8月度]2020年8月11日 ←Zoomオンライン開催を予定

Zoom開催では、当日 途中の参加・退室も可能です。ぜひ一度、「さかえ横浜会議」に参加ください!

毎月11日はさかえ横浜会議の日

2020年7月15日
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