2つのハザードマップ!?~鎌倉市域の浸水被害も栄区民には大事な情報です~
「栄区避難所マップ(風水害編・栄区発行)」と「洪水ハザードマップ(横浜市総務局発行)」とが同時に発行され、ご家庭に配布されています。
最大浸水想定内の住宅は3月末までに、それ以外も4月末を目処にポストに届いたことかと思います。みなさまのお宅にも届いておりますでしょうか。
2つのマップ、見た目はほとんど同じものに見えますが実は大きな違いがあります。
このたびの栄区発行版には大船駅近くの鎌倉市エリアや鎌倉市岩瀬エリアの地図も含めた被害想定が掲載されています。
横浜市総務局発行版には区外域の表示はありません。
これまでは「管轄が違う」という理由から鎌倉市域の表示はありませんでした。
マップ作成のためのデータは神奈川県のものを使うのですが、一般市である鎌倉市と政令指定都市である横浜市とでは、お互いに越境して情報掲載をすることが容易ではなかったのです。
大雨や土砂崩れなど、自然災害は自治体の境界線とは関係なく被害を及ぼします。
その地域に住む皆さまにとっては、目に見えない境界線の有無に関わらず、目の前の非難や支援といった活動に迫られる瞬間があるかもしれません。
私はマップが改訂される機会を逃さずに「地元の目線で鎌倉市域も表示するように」繰り返し訴え、活動を続けてきました。
出来上がってみると、その違いはとてもささやかなことに見えることかもしれません。しかし、区民の方々と一緒に私が働き掛けさせていただいた市役所内の関係部署は実に10数カ所に及び、最終的には栄区役所も一緒に頑張ってくれました。
過去のルールや慣習にひとつの風穴を開けることができたのではないかと、とても嬉しく思います。
ぜひ一度、お時間を作ってマップを詳細にご確認ください。
わからないことがありましたら、いつでもこしいしかつ子までご連絡ください。
命を守る防災において、ルールが妨げとならないよう今後も力を尽くしたいと思います。
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今回のマップでは、想定最大規模降雨を632mm/24時間と拡大しています。
また避難所開設場所にも変更がありますのでご注意ください。
●河川被害時:千秀センター(千秀小ではありません)・笠間小・飯島中
●土砂被害時:笠間小(長尾台町内会館ではありません)・本郷台小・桂公田町内会感・旧庄戸中)
※地震の際の避難所とは違います。ご注意ください。
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