笠間十字路改良に見る道路管理の責任の所在 〜ここでも、政令指定都市の課題〜
笠間十字路は私が物心ついた頃から渋滞ポイントでした。
「あの頃に比べたら良くなった」と言われることも多いのですが、今でもやはり、十分に渋滞が解消されたとは言えない状況です。
通過するドライバーにとっての渋滞解消とあわせて、近隣住民「歩行者」の横断も改善しなくてはなりません。現在は一度で行きたい側に渡れず、2度3度と信号を待つことにもなっています。
笠間十字路の問題は、私自身が子供の頃から知っている栄区の大きな課題であり、市会議員としての7年余も常に横浜市道路局や神奈川県、住民の皆様、他関係者とやり取りを繰り返して皆様のご指導いただきながら取り組んできました。
その中で感じるネックの1つが県道と市道の責任分担ということです。
県道と市道の責任分担
笠間十字路の主力道である神奈川県道23号(原宿六浦線)は、十字路の横浜側、鎌倉女子大前あたりで鎌倉市の上を通ります。
道路法により、政令指定都市を通る県道は政令指定都市の管理、一般市を通る県道は県の管理、と決められています。
つまり、横浜市を通る県道は横浜市が管理し、鎌倉市を通る県道は神奈川県が管理するということで、この鎌倉女子大前の短かい区間の管理責任が神奈川県にあるため、なかなか話し合いや決定がスムーズに進みません。
同じようなケースの他の地区では、政令指定都市に管理を任せる事例が多くあります。
私は、この区間の道路管理が横浜市に委譲されることで、笠間十字路の改良もぐっと早まると考え活動を続けています。
皆様の応援頂けましたら嬉しく、ご意見をお待ちしています。
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【参考】地図の説明
地図を少し左へ移動させると、横浜市(栄区)と鎌倉市の境界を示す薄い点線が鎌倉女子大そばと公田小学校入口交差点付近で県道を横切っているのが分かります。この区間の左右にあたる部分を横浜市が、内側を神奈川県が管理しています。