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相武隧道(朝比奈トンネル)で初の火災訓練実現

相武隧道(朝比奈トンネル)で初の合同(横浜市栄区・横浜市金沢区・鎌倉市)火災対応訓練! 2024年6月5日 実現に漕ぎ着けました!

自転車で通過するのが怖いくらいの細く暗いトンネルです。また壁の落下などメンテナンスを済ませましたが、この先はトンネルの2本化も必要ではないかと思うトンネルです。

このトンネルは昭和18年に作られたものですが、戦時下ゆえの事情が今もなお尾を引いていると私は考えます。

そしてその課題解決に、長く取り組んできました。

https://koshiishikatsuko.jp/pdf/kreport33i-web.pdf

トンネルが課題となってしまう前提として、トンネルの中央部が鎌倉市にあり、出入口が金沢区と栄区にあるということがあります。これにより責任の所在が不明瞭なまま70年余もの年月が経過してしまいました。

法律では、県道の管理は、鎌倉市のように一般市を通る場合は神奈川県に、横浜市のように政令市を通る場合は横浜市にその責任があります。

つまり、このトンネルはニ者に責任が分割されてしまっているのです。にもかかわらず、横浜市はいわば勝手に、金沢区土木事務所の予算で管理しつづけていました。そのことを指摘してからも、横浜市はなかなか対策を講じず、情報公開請求などを繰り返し時間がかかりましたが、平成30年に神奈川県黒岩知事と横浜市林市長が管理について協定を結ぶまで粘ることができました。

現在は年間で約600万円ほどの神奈川県費が導入されています。

(遡って横浜市の損害を請求しましたが時効となってしまっています)

今、こういったことを整理しておけば、将来、もしも、行政による瑕疵による交通事故や、大地震などの自然災害が発生した際に迅速な救命救急とその後の適切な補償などに結びつくこととなります。

今回は、災害対策についてもニ者の協力が実現するように要望し続けて実現することができました。この訓練を機に、トンネルの安全性を高めたいと思っています。

訓練の詳細を記者発表し、広く市民にお知らせするように求めました

https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/shobo/2024/0529soubuzuidou.html

これは2027年8月の写真となりますが、このトンネルの付近には、横浜市所有の未利用等土地も多く、資源循環局の金沢事務所、栄工場の利活用もトンネル整備とともに取り組んでいます。

自治体の隣接箇所に潜むこういう課題は多く、今後も、皆様にご報告しつつ改善をしていきたいと思います。

こしいし かつ子