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福祉のカタチ/子ども, 高齢, 医療, 障碍, 介護, 農業連携など実践中!

タウンニュースで全7回告知(第5回:港南区・栄区版 2023年3月9日号)

福祉行政の政策、施策、事業の計画と実行には、「福祉」という簡単な一言でまとめられない現実があります。そこで重要なことは、根底に福祉的な思考の根っこがしっかり張られていることだと思います。
様々なお金や時間や労力をかけても、結果として当事者が幸福を実感できなければ施策の意義がないですよね。

私 こしいしかつ子の私的な事情になりますが、2021年の9月に夫・輿石 稔が脳出血になりました。1ヶ月間 栄共済病院で治療を受け、リハビリ専門の聖テレジア病院に移って5ヶ月間のリハビリ入院をしました。
入院中はコロナ禍対応のために本人と直接会える時間が限られ、手紙をやりとりするなどの工夫をし、なんとか乗り切ることができました。
その後は現在まで、自宅でリハビリを主に仕事もしながらの暮らしを送っています。

多くの方々が、何かしら ご本人あるいはご家族の 病気や介護を身近に抱えて日々の暮らしを送っていらっしゃることと思います。
皆様にとってそれは大変な苦労を伴う経験と思いますが、だからこそ人としての幸福はどうあるのかを追い求める機会でもあり、私はそこに自分の役割を見つけて皆様に寄り添っていきたいと思います。

ふたたび私の話になりますが、父 角田和宏が2011年1月に倒れてから約1年半、目を覚ましてくれると信じて毎日 栄共済病院に通いました。
実はこの期間は、私の初の横浜市会議員選挙への挑戦の期間と重なり、時間的にも体力的にも大変だったことを思い出します。
そして3月11日の東日本大震災が起きて、日常はさらにパニック的に忙しくなりました。

思い返せば、身体の大きな父のパジャマ代わりの浴衣は、洗濯して干すたびにとても重たいものでした。肉体だけではなく、様々な意味で「重力級」だった父のそれまでを支えてきた母の力強さを実感する作業でもありました。

初選挙中で、心穏やかとは言えない状態の私は、意識のない父に話しかけ、音楽を耳元で聴かせ、足をさすったり身体をマッサージしたりしました。父に相談をして涙が止まらなくなることもしばしばありました。
眠ったままの父からの返事は、声にはなってはいないのになんとなく聞こえているようでもあって、返事が心に届くように感じたことはやはりとても不思議です。

ひとりひとりが人生で経験することは十人十色で、同じことは一つもありません。皆様の大切な経験を知り、公共の力で、共助自助を支える仕組みをしっかり作るよう力を注ぎます。

幅広い福祉をテーマに、皆様のお声をいただきながら具体的な施策と行動を整理し、力強く発信しながら皆様とやりとりさせていただきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。

《ひとこと》◎看取りは大事な医療行為
最期の時は誰にでも訪れます。
自分らしく凛とした高齢期を送り、介護など安心出来るサポートを得ながら、納得出来るお別れをしたいと誰もが願うのではないでしょうか。
「看取り医療」は、本人はもちろんのこと、遺族友人などにも寄り添い、心身ともに支えてくれる大事な医療です。

しかし、看取り医療従事者には負担が大きく、行政側にもまだまだ必要性の認識が不足しています。心ある医師が疲弊してしまわないように、社会としてサポート出来る体制を訴えていきます。

《さまざまな取り組み》
◎当ホームページ記事
・栄プールと翠風荘、一体的に取組むために
・第11回 かっちゃん農園 開催しました!
・”親心”を障害者自立支援に生かすために必要なことを探っています
・日本が誇る〝立ち直りを支える〟制度「保護司」

◎農福連携
・NPOさかえ・まごころの会

◎さかえ横浜会議
・口腔ケアと感染症予防
・ヤングケアラーたちが大人に気付かせてくれる大切なこと(チラシPDF)
・あーすぷらざで体操 元気作り!

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