野毛山動物園のリニューアルについて、皆様のご意見をお寄せください!
パブリックコメント募集は2月19日〜3月19日までの1ヶ月間です。https://www.city.yokohama.lg.jp/city-info/koho-kocho/press/kankyo/2023/iken.html
多くの横浜市民は、1951(昭和26)年〜2003(平成15)年までいた象の「はま子」を思い出される方も多いと思います。子どもさんはもちろん、懐かしい思い出がいっぱいの大人の皆さまにとっても、気軽に訪れることのできる動物園として継続できるように、アイデアをいろいろ実現して欲しいと思います。
園内のバリアフリーはもちろんのこと、ご自身や身近な人のライフスタイルを想像して、駅からの移動や車での来園、シニアクラブで行くとするならどうかな、子ども会だとどうかな、などなど、動物園のことだけではない関係する市の事業についても触れていただいてOKです。よろしくお願いいたします。
ところで、楽しさはもちろん重要ですが、動物園は単なる娯楽施設ではなく、「命」とどのように向き合うのか、その時代の社会の価値観が色濃く反映される施設です。その性質上、完璧な正解はなく常にさまざまな価値観に揺れるものと思います。
一例として、十数年ほど前まで野毛山動物園に限らず、ふれあい動物として活躍してもらったハムスターなどの小動物が亡くなった後、生肉を食べる必要のある他の動物の「餌」にするということが行われている動物園がありました。
そのことがマスコミ等でも問題となり、私も野毛山動物園に提言させていただき、やめてもらった経緯があります。子どもたちが命を慈しむ感性を育むことを目的に考えるならば、小動物たちは最後まで慰霊されるべきと思いました。
一方で、日頃からお肉を食べて命の糧にさせていただいている生き物がたくさんいます。
私たち人間も同じです。動物園で「餌」として食肉を購入することはこれからも続きますが、可愛いがった小動物の命と同じく、いただく食肉にも命があることに気が付き、感謝を深める機会にもなったら嬉しいと思い、私は「慰霊塔」をもっとクローズアップしたらどうかと提案させていただいています。
どこまで行っても都合のよい言い訳にしかならない面はありますが、諦めず考え続けることが大事とも思っています。
野毛山動物園リニューアルにあたって、書かせていただきました。