令和4年8月4日に開かれた「神奈川県圏央道連絡調整会議」にて、「高速横浜環状南線(よこかんみなみ)」と「横浜湘南道路」の開通目標年が一旦取り下げられました。
Yahoo!ニュース等ではこれを「白紙」というキーワードで報じたために、多くの皆さまは非常に驚かれたことと存じます。
中には工事そのものが中止となり、開通を諦めたのかと思われた方もいらっしゃいました。
私はそのような意味ではない旨をSNS等でお伝えする努力をしましたが、あらためて事実を立体的に整理し直し、皆様と共有したいと思います。
写真はイメージです。(都市計画道路 上郷公田線の桂町側入口)
この度の発表は、工事の状況説明と住民理解の困難さに終始しており、それがなぜ開通年度の見通しが立てられないほど影響を与えるものなのかまでの説明にはなっていません。
おそらく、工事主体の複雑さ、責任や賠償の不明瞭さが関わっているのではないかと、つい邪推してしまいます。
【高速横浜環状南線(よこかんみなみ)】
【横浜湘南道路】
【都市計画道路 上郷公田線】
《結果》
これらの道路は区間によって異なる主体が担っています。関係機関は「国土交通省 関東地方整備局 横浜国道事務所」「東日本高速道路株式会社 関東支社 横浜工事事務所」「神奈川県 県土整備局」「横浜市道路局」となります。
道路整備を一体的に捉え本来は全体をプロデュースする必要がある中、各組織や費用負担の縦割り、県と市の連携不足などが、工事工程の正確な予測やその公表に影響を与えていると感じます。
私は共用開始年月が「白紙」と表現されることは現実としてナンセンスであり、実際に関係機関からの発信にその文言はなく、マスコミの言葉の選び方に課題があることにも、ひとこと言い添えたいところです。
工事完了年月を公表する前に、工事行程予測を発表できる日はいつになるのかを、横浜市道路局がしっかり要望し、市民の不安や不信を払拭するべきと訴えています。
地元説明会などの開催も不完全な現在、こしいしかつ子主催で説明会を開催することも視野に、より強く要望して行きます。
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神奈川県圏央道 連絡調整会議(第3回)説明資料 PDF
↓以下は説明資料からの抜粋。全体は説明資料PDF↑をご確認ください。
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