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さかえ横浜会議|東日本被災児童支援チャリティーコンサート

横浜市会議員の輿石かつ子です。
いよいよ梅雨に突入、雨模様の日も多くなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

今月 6月のさかえ横浜会議は、日にちをいつもの11日から12日土曜日にかえて、
「第8回 東日本被災児童支援チャリティーコンサート」(主催:鎌倉倫理法人会/協力:鎌倉てらこや)に、後援として関わらせていただきました

残念ながら当日は参加がかなわなかった方もいらっしゃることでしょう。
すばらしい演奏と支援の取り組み、そして未来に向けて感じた思いを、当日の様子と合わせてお伝えいたします。


【第8回 東日本被災児童支援チャリティーコンサート】
日時:2021年 6月12日(土) 14:00
場所:鎌倉市生涯学習センターホール

〜プログラム~
1.マジックショー:鎌倉マジシャンズクラブ
2.実行委員長挨拶:白木大五郎(しらき だいごろう)
3.鎌倉てらこや復興支援報告:上江洲愼(うえず しん)
4.DVD上演「TSUNAMIヴァイオリン あの日から5年」
5.コンサート
 TSUNAMIヴァイオリン:石井有子(いしい ありこ)

 ボーカル:香坂 優(こうさか ゆう)
 
ピアノ:須藤信一郎(すどう しんいちろう)

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◎2014年に開始された支援としての取り組み

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未曾有の事態となった東日本大震災、それは、ご存じの方も多くいらっしゃる通り、さかえ横浜会議の発足にも大きく関わっている出来事です。

鎌倉倫理法人会では、2014年から10回計画で、このチャリティーコンサートの収益を「鎌倉てらこや」を通じて、全国てらこやネットワークでの震災復興事業に寄付する取り組みを続けています。

当日は、鎌倉市生涯学習センターのロビーに、全8回のコンサートのリーフレット鎌倉てらこやの活動が展示されていました。

今回を含む8回のコンサートの歩み

鎌倉てらこやをはじめとする、てらこやネットワークの活動も紹介されていました

ユーモアも交えた鮮やかなマジックショーを楽しんだあと、鎌倉てらこや 上江洲 愼氏による復興支援報告が行われました。

震災後、上江洲さんと交流を続けている18歳の青年がオンラインのスクリーンを通じて参加し、震災当時のことや振り返って思うこと、お父様のことなどを素直な、そして等身大の言葉で私たちに伝えてくれる一場面も。
避難生活、そしててらこやの活動が支えてきたこと、人を助けるということを、深く考える一場面でした。

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◎TSUNAMIヴァイオリンの音色とともに

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津波により各地に押し寄せられた流木と、陸前高田の奇跡の一本松を魂柱に使ったTSUNAMIヴァイオリン(*注)。時は流れても、この音色に耳を傾け、震災のことや自然への畏怖を忘れずにいよう、という思いからつくられた楽器です。多くの演奏家の手を渡りながら、国内はもとより、世界中にその音色を響かせてきました。

このエピソードだけでも、心を揺さぶられるものがありますが、その音色の奥深さは、簡単に言葉にできるようなものではありません。語りかけ、そして時には涙を流し、音を紡ぎだして私たちに、問いかけているかのようです。

コンサートの後半は、日本におけるアルゼンチンタンゴの代表的な歌手香坂 優さんをお迎えしてさらなる盛り上がりへ。
叙情的なアルゼンチンタンゴに聞き惚れ、時に涙するとても貴重な、すてきな時間でした。

ここで、さかえ横浜会議から当日コンサートに来場した方の感想を紹介しますね。
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<参加者の声>
温かさと楽しさ満載のマジック、善し悪しだけでは片付けられない被災地の問題と「てらこや」のすばらしい取り組みを知ることができて、本当に有意義でした。
そして、TSUNAMIヴァイオリンの音色。包み込んでくれるような深くやさしい音や、心の底までまっすぐ届く音色まで、その表情の豊かさに驚きました。
心を揺さぶられる、すてきな機会となりました。
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いつもとは少し形を変えたさかえ横浜会議。
来月はまた異なるテーマを掲げ、物事の真の姿を見据え、これからの私たちの暮らしについて考える機会として計画を進めております。
まもなく告知いたしますので、楽しみにしていてください!

(*注)魂柱
ヴァイオリンの表板と裏板をつなぐ唯一の棒。魂柱により音が裏板まで振動し、楽器全体に音が響くようになる。

(文/さかえ横浜会議運営スタッフ)

kabasawa

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