栄区のシンボルリバーの源流は一つは瀬上の池。そしてもう一つの源流である、環状4号線をまたいで西側の山中に分け入り視察をしてきました。
上郷町に生まれた私は、この山と川と戯れて育ちました。栄区(当時は戸塚区)の自然と私は一体と思えるほど愛おしい記憶の蘇る自然です。
そして市会議員になってからも、円海山をはじめとして緑やその周辺にまつわる施策に情熱を注いできました。
そんな私が、栄区民の方のお声かけをいただいて改めて疑問に感じることがありましたので、ここ数年にわたり調査をしてきました。
写真をご覧ください。
バラ線も使って人が容易に侵入しないようになっているフェンスの先に、不自然に整備された一帯があります。
その一帯から湧き出ている水がこの写真です。
緑に囲まれたその先に不自然に赤茶けた水が溜まっており、これがいたち川の源流です。
赤茶けた色はブニュブニュした固形物でした。
私は以前、化学物質の人体に対する影響について専門家の知識を一般の人にわかりやすく伝える「環境健康学トランスレーター」という資格を活かして講演活動をしていましたので、この物質が通常の自然界にも存在する「鉄細菌(バクテリア)」によって形成されるものかもしれないとも考えました。
【環境健康学トランスレーター】
https://www.goo.ne.jp/green/business/word/education/S00190.html
しかし発生状況から、正確に安全性を確かめる必要があると判断して現在、専門検査機関に調査依頼をしています(2018年1月17日現在調査中)
湧き水に隣接する”不自然”な整備エリアは、横浜市資源循環局が管理する元「栄工場」に隣接する樹林地です。
現在閉鎖された工場は事務所として使われており、横にはグラウンドもあります。外からは鬱蒼とした樹林地のようですが、分入ってみると、ボックスカルバートも埋め込まれ、大きな段々となっています。
土を少し避けると針がねでガッチリと止められています。
さらに掘りすすめると中から、プラスチックや布が出てきました。
この土地は横浜市の管理地であるはずなので、道路局、環境創造局、栄土木事務所、資源循環局、そして県道が含まれておれば神奈川県にも管理責任があるはずです。
現在、区民の方の力も借りて、情報公開請求をしています。
今後は、栄区民の大切な暮らしを守るために、本当に安心安全な自然環境を作り守るために徹底して取り組みます。
最も大切なことは、区民市民の命と健康です。
私は、愛する栄区の自然と、敬愛する全ての区民の皆様の命を守りたく現実と向き合います。
人体に影響する化学物質等が発見されないことを祈りつつ検査結果を待っています。
本来ならば、区内の現場を管理する栄土木事務所は、定期的に観察、調査を行うべきであり、このような不明瞭な実態が放置されるはずはありません。
化学物質の実態はどうあっても、安心安全とは思えない現状をみて区民は納得できるでしょうか。
引き続き経過報告をしていきます。