飯島・久保橋バス停付近の歩道整備は、遡ること10年以上に渡って、近隣住民のみなさまから様々な不安の訴えをいただいていた事案です。平成18年からはスクールゾーン対策協議会の要望としてもあがってきていました。
私は、平成23年に横浜市会議員になってからこの課題に直接関わることになり、近隣町内会の方や小中学生の保護者の方々と一緒に、なんとか少しでも安全になるよう活動してきました。
かつ子リポートでもたびたび採り上げてきました。
かつ子リポート(PDF)19号/20号/23号
そしてこのたび、いよいよ10年来の思いが実を結び事業が大きく進展することとなりましたので、ここでご報告いたします。
この歩道は、道路に設置されたガードレールとJRが設置したフェンスが密接しているため、歩行者が安全に歩くスペースがなく、金井町側から跨線橋を渡る方や、長沼町方面への往来する小中学生・高齢者が、ガードレールの外側を歩くしかないという状況を、長年にわたって抱えていました。
また、カーブが近く、比較的視界が悪い場所でもありました。
このたびの改良で、JRの土地を横浜市が買い取り、歩道の幅を少し広げます。
利用者からすると大々的な改良には見えないかもしれません。しかし「少しでも安全に」を目指して、実に多くの方を巻き込み、やっとたどり着いた結果だということをひろく知っていただきたいと思います。
2015年2月25日 横浜市予算特別委員会で都市整備局に質問した中継録画もわかりやすいやり取りになっています。あわせてご覧になってみてください。
《事業の流れ》
平成26年:市が買うべき土地を確定するための測量→実施済み
平成27年:土地を購入、工事設計をする。
平成28年:工事を行う。※平成27年に前倒し出来る可能性があります。
《なぜこうした事業は進むのが遅いのか》
この事業はJRを主なパートナーとし、実際の購入や数々の計画、許可を必要とします。JR側の関係部署は、フェンス・電力・信号・ダイヤ管理…など10数ヶ所の多岐に渡りました。
《こしいしかつ子の実感》
この度は町内会長さんなどとも連携しあいながら、栄土木事務所のUさん、Hさんと細かなやりとりを続けました。
振り返ってみれば、市会議員がひとりで達成できることではないと知りつつも、ひとりでも頑張る気概で臨むことで、多くの方の理解につながり、ひとりではとても到達出来ない結果にまで繋げることが出来たと実感します。
行政の事業か否かに関わらず、今回のように多くの困難が山積する事案でも、ひとつひとつを橋渡しし、課題を丁寧に整理することで、前に進むことがあります。
横浜市は、このような行程を公表することはありませんが、少しでもオープンにすることで、住民理解は得やすいはずですし、そのことが事業の進展を早めることもあると考えます。
「区民が主役!」の思いを持って、これからも、区民の皆様、関係各位、行政の人達としっかり協力し、様々な事業にチャレンジしていきたいと思います。